リーダーは稼働率を下げる?!
昨日は、「チームマネジメントは声かけ!」という記事を書きました。
「そんなこと言っても、自分も仕事抱えてるいっぱいいっぱいだし、メンバーにひとりひとり声かける時間ねーよ!」って方いますか~?
わかります。僕も海外赴任しているときはそうでした。
自分のことでいっぱいいっぱいで、メンバーに対しては、自分の分は自分でやってくれ!どうしてできないんだ!もぉ~!って。
でも、あなたがチームリーダーやマネージメントを任されているなら、、、
自分でバリバリ仕事をするのをまずやめる必要があります!
自分が仕事を抱えて、部下やメンバーの面倒を見てやれないのは本末転倒!
チームを率いているあなたが、部下やメンバーより実務を多くやっていたとしたら、それは部下が育つ場面を奪っているともいえます。
チームのリーダーやマネージャーは、
そのチームをうまく機能させていかに最大効率で成果だせるか?というところが課題であり第一の仕事なんです。
だから、部下やメンバーに最大限能力を活かしてもらって仕事をしてもらう、
あるいは、その能力を伸ばして更なる効率に挑めるチームにしていく、
ということを目標にしなければならない。
なのに、自分で仕事を抱えまくってバリバリやって、
メンバーが相談する隙も与えてないくせに、部下やメンバーがうまくできないときには、「なんでできないんだ?!」って攻め散らかしているようでは、
自分の仕事の本文を忘れているといってもいいダメダメリーダーなんです。(自戒も込めて!)
そうやって自分で仕事を抱えて、メンバーの成長をサポートできない、結果成長しないってことは、ずっと自分が苦しいってことでもあるし、
メンバー自身もかわいそうです。。。
誰もうれしくないですよね。。。
チーム力の向上を優先、その先の成果を見てマネジメントする!
先ほども言ったようにリーダーはチームのパフォーマンスを最大化する、またはその能力を伸ばす、というところを見て仕事をしていかなければなりません。
だから、
リーダーは、意識して自身の”実務稼働率”を下げておく必要があります。
稼働率下げた分、さぼるかぁ~、ってことではもちろんありません。
・(昨日の記事に書いたように)メンバーへの声かけ⇒チームの状況把握
・チームメンバーの負荷調整や自分のサポート体制の検討
・部下やメンバーの育成計画、また実務を与える準備
・自席にいて、メンバーが困りごとを相談してきたときの対応
などなど。
実務より高い視座でチームの運営と育成に対して構える!
部下やメンバーにとっても、
困ったときに話しかけやすい、気持ちに余裕のあるリーダーがいてくれると安心できると思うんです。
(もちろん、日ごろからコミュニケーションをとって、相談してもらえる自分物になっておく必要はあります。)
上手に仕事を与えてもらって、困ったらいつでも助けてもらえる、それを繰り返して部下やメンバーが育って、チーム力が向上する、
すごく上手にできているわけではないけど、僕はこのスタンスで今のチームをうまく回していると思っています。(すべてが思い通り、ってわけでわないですが。)
リーダーがバリバリやってたら、たとえそのリーダーがイライラしてなくても、やっぱりメンバーは声かけづらい。
そんなことはやめて、
実務から、部下やメンバーに自分の視点を移して、
彼らこそが、自分が仕事をする対象=ある種の”お客さん”だと思って、
チーム運営しましょう!
きっと自分もメンバーも、目先の実務の成果の良しあしだけに苛まれる必要が薄れて、元気に楽しく仕事できるようになりますよ!
とっても勉強になりました!