アナタにもできる!ぶ~んしんっ!の術
あなたは思ったことありますか?
「自分がもう1人いたらなぁ、いや、あと2人ぐらいいたらなぁw」
海外に赴任して新規プロジェクトを立ち上げるとき、まさに僕がそうでした。
「日本だったら仕事のやり方わかってるメンバーたくさんいたけど、今回は経験あるの僕だけかぁ。。。やれるかな。。。」
自分はヒトリ。。。ということで、
今日は海外で僕が実践した分身づくりでチーム力強化を図るっていうお話です。
”人を育てる人”を育てる
残念ながら僕は(みなさんと同じように 笑)忍者のような”分身の術”は使えません。
でも自分と同じ立ち位置で仕事ができるメンバーを見出し・育てるということなら挑戦できる。
ということで、
キーマンとなるであろうメンバーにみっちり現場でリアルで丁寧に教えました。
やってみせる+やらせてみせる、この繰り返しで本人が一人でも現場でやれるのかを見極めて、安心して任せられるレベルに育て上げることに成功するのですが、、、
自分ではもう育てねえ(笑)
正直、海外なんかで経験の少ない人材ばかりで育成対象がたくさんいたら全員に自分が直接指導してる暇なんてありません。一度に教えようにも、「やらせてみせる」というところを全員分、フィードバック含めてやっていては時間がかかりすぎる。できるようになるには反復も必要ですからね。
なので、、、
自分が初めに教えたキーマンに他のメンバーの育成をお願いしました。
人を育てるからその人がめちゃ育つ
自分が教えてもらったことを自分が教えられたように教えてみる
ということを実践してもらいました。
これも、“育成”という仕事における、やってみせる+やらせてみせる、という構造です。なので、直接教えないものの、ちゃんとキーマンが育成をやれているのかは日々確認していきます。
必要に応じて、育成されている側にも状況の聞き込みなどをしながら、キーマンがきちんと育成できているかを確認していきます。
そうやって、自分の手を煩わせずとも”分身”を増やしていくことで、お互いを補完できる、または同等のレベルで仕事のやり方などについて相談ができるチーム体制をつくることができました。
ちなみに、、、みなさんも重々ご承知かと思いますが、
自分ができるようになるのと、人ができるように教えるのってレベル違いますよね。人に教えることによって教える側の理解が深まる、定着するものがあるというのは言うまでもないことです。
そういう理由もあって、とにかく多くのメンバーが人に教えるという機会を積極的に作っていました。1st分身は2nd分身に教える、2nd分身は3rd分身に教える、このときN番目の分身はN+1番目のN+2番目に対する育成がうまくいっているか確認・検証する、といった具合です。
人に教える経験をしているメンバーが多いほどそのチームは強くなるわけです。
“一卵性双生児”を目指さない
“分身”と書きましたが、ひとつ注意したいのは、自分と全く同じやり方をする人間を育てるということにこだわってはいけないということです。これにこだわるとうまくいかない。
違う人間ですから多少やり方が異なるところだって絶対にあるはずですし、そこは寛容に受け止めつつ、要点を外していないかという観点で必要に応じてうまく修正してあげるくらいがいいと思います。
結構教えてると意地になったりするんですよね。「こうやれって言ってんだろ!」って(笑) 僕ももちろんなったことあります!
でも、
自分の方法が客観的にベストかはわからないし、そのメンバーにとってベストかもわからない。むしろその異なるやり方を実践することで本人は自分とは違うことを学ぶこともあるはずだし。
要点や実施例なんかを示し教えてあげたら、こちら側も目的志向に立って程よく見守るぐらいの気持ちも大切です。むしろ目的にはこだわっている、というところを意識的に態度等で示すのはいいと思います。相手も目的志向が身についてくるはずですから。
だいたいしょぼいもめごとっていうのは、双方または片方が目的を見失ってるときに起きることが多いですからね、、、目的志向は大事です。
今回は育成に関する話でした。僕の最強チーム論でいくと、「効率よく」の部分にあたる要素ですね。
ぜひ、自分が楽になるためにも、実践してみてください。
勉強会のご案内
2019年9月7日(土)10時~12時 @新橋駅2分の会場
詳しくはこちらから↓
https://www.facebook.com/events/421799741768209/